コレクターの方、特に隠れサンヨーファンにはお勧めします　RP-7550

¥5950

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商品の説明

2年以上前に1台だけ扱った事が有り、今回出品にあたって当時の解説文を探したのですが容易に出て来ません。もしやと思ってネットでこのモデルを探すと、有りました有りました。偽サイトに当時小生が撮った写真と解説文を丸々使っています。
76年発売、丸い自動車のタコメーターの様なチューニングスケールが目を惹く3バンドです。価格は￥12900。第一次オイルショックの後だった筈で、相当に勉強した値付けだと思います。
同じ様にオイルショックの後の74年に￥13900で発売されたナショナルのRF-844よりもこのラジオの方がデザインとしてはずっと魅力的に見えるのは判官贔屓でサンヨー好きの小生の欲目でしょうか。10cmのシルバーのセンタードームのついた可也強力なアルニコ磁気回路のついたスピーカー、石油ショック後にも拘らず相当に高そうな部品を惜しみ無く投入した内部構成等を見ると、ナショナルと同様、この会社も凄く良心的な良いモノづくりを目指していたのだろうと思います。
スピーカーは定格1.5W、最大2.5Wの物ですが、このモデルの出力は1.4Wでしか無く、当然ボリュームを最大近くにしても音は割れません。センタードームの効果もあってか明瞭でクッキリと輪郭の整った音で、上級機のラシーバ並みの高音質ラジオです。
一方でどうしても解せないのが単二を5本！も使わなければならない電源部分です。高感度、大出力にするには強い電源が不可欠ですが、このモデルはそこまでの大出力では無く、感度もそこそこです。
この上級モデルのラシーバでさえ単二4本の構成で、単二x5本の7.5V電源を使うのはこのモデル以外ナショナルのワールドボーイ2000GXしか知りません。
当時は物価上昇に合わせて、それ以上に給料も上がっていた時代なので開発陣は高が電池5本位と考えたのかも知れませんが、模型少年だった小生の実感では単二5本と言うのはそれなりの出費だったと思います。それが理由だったのかどうかは判りませんが、兎も角大ヒットにはならずに消えていった一台です。
この個体はジャンクという事でしたが、電池ボックスの蓋が開きにくい以外は非常に状態の良い一台でした。クリーニングは楽で、大きなキズも無く美品です。機能も全て正常。電池ボックス内の液漏れ跡もありません。電池はお付けします。
過去1台しか扱っておらず、且つこの状態ですと希少品です。